こんにちわ! 才谷(@Saitani_UK)です。
今回は海外の大学院選びの際に良く使われるであろう大学ランキングから、私自身がどのように大学院を選択していったのかを記事にしていきます。
海外の大学院の選び方
世界ランキング
私は、留学を機に5年近く働いていた会社を辞めました。
辞める話を上司にした際、これから進学するイギリスの大学名も話ました。
そして、上司からは「どうして、そんな2流大学に行くのか?」と言われたことがあります。
日本では、分野ごとの大学ランキングというのはあまり注目されておらず、大学のネームバリューで大学の質を判断されることが多いように思います。
Oxford、Cambridge、UCLが日本では、知っている人が多い傾向。。。?
しかし、私が在籍した大学院のコースは、とあるランキングによるとイギリス国内で1位であり、世界的に評価が高いコースなのですが、それを知る日本人はほどんどいないというのが実情。
確かに、’Oxford’や’Cambridge’、’UCL’は分野を問わず世界的にトップレベルの研究をしているコースが多数存在しているため、大学全体として見た場合、世界のトップ大学なのですが、全てのコースがイギリス国内でトップでないということに留意しておく必要があると思います。
では、どうやって分野ごとのランキングを知ることができるのかというと、いくつか大学ランキングを発表しているサイトがあるのでそれらを紹介します。
QS World University Ranking
私のイメージでは、”QS World University Ranking “が大学の総合評価のランキングで有名な海外の大学だけを知っている日本人のイメージに近いランキングなのかなと思っています。
The Guardian University Guide – Ranking
次に、紹介するのが”The Guardian University Guide – Ranking”です。
”QS World University Ranking “と比較すると少し詳細なランキングが表示される印象があります。
Shanghai ranking
最後に紹介するのが、”Shanghai ranking ”
”Shanghai ranking ”が、”Ranking by subject”という項目がより詳細にフィルタリングできる気がします。
中国の大学が優位なように作られている話もありますが。。。
希望する就職先から逆算
ちなみに、私は、実際この方法で留学先の大学院をスクリーニング(選別)しました。
以前の記事で少しふれたように私は、国際機関への就職を目指しているのですが、国際機関への就職には結構学歴が重要になります。
私は、学生時代、社会人時代に自分のネットワークを徐々に広げていき、なんとか興味のある国際機関のスタッフとコンタクトを取り、その方から国際機関でも有名な、あるいは就職に強い大学を伺いました。
その後、教えてもらった大学院を一つずつというか、教員の一人ずつ調べ、留学した大学院を決定しました。
ネットワークがあまりなく、これはちょっとハードルが高いという方に紹介するのが、またも’LikedIn’を使用した調査。
LinkedInで、企業、機関のメインページを表示し、’People’というところで在籍している人たちの出身大学を知ることができます。
”Search employees by title, keyword or school”という箇所に専門分野を入力すると、各専門分野ごとの出身大学が表示されるのでおすすめです。
就職に強い海外の大学院とは?
私の経験だと、海外においては就職の強い大学院≒Alumni Networkが活発、強い大学院だと思います。
Alumni Networkとは、いわゆるOB・OGとのネットワークです。
例えば、私のコースだと”Employer Visit”というイベントが定期的にあり、イギリス・世界トップレベルの企業に就職したOB・OGがリクルートに来ます。
これは、私のコースから就職した方々が、就職後認められているからこそ実現できているイベントで、私の大学の他のコースで、こういったイベントをやっているのはMBAくらいだと思います。
また、就職活動時に”Employer Visit”で知り合ったOB・OGに事前にCVを見てもらい、Feedbackがもらえたり、実際に現地のポストに応募する際も様々な面倒を見てもらえたりします。
なので海外留学後、現地での就職を希望する人は、Alumni Networkを事前に調べるのも重要な大学院決定の判断基準になるかなと思います。
Alumni Networkの強さは、実際に始まってみないとわからないことも多いのですが、大学のアドミの人たちに「大学院修了後の進路」やダイレクトに「Alumni Networkは活発ですか?」みたいな質問をしてみても良いかも知れません。
トップ大学にだけある?就職ルート
私のコースでは、1~2週に1回、イギリス国内の企業からの求人情報が発信されていました。
もちろん、ほとんどは他のウェブサイト等で公になっている求人情報がほとんどなのですが、中には私のコースの卒業生のみをターゲットとした求人情報がありました。
私は唯一応募した”Graduate Position”の仕事は、このルートで応募し、書類審査を通り、面接の機会をもらいました。
面接の終盤で、面接官から「今週の月曜日に10人外部の応募者と面接をして、今日(その週の木曜日)は8人、君のコースの応募者と面接をするから、来週には結果を送れると思う」見たいな発言があったことからも少し特殊なルートだったのだと思います。
また、このルートのメリットとしては、通常”Graduate Position”はCV、SJTをパスし、面接という流れなのですが、このルートの場合、SJTの代わりにCover letterを提出するだけで良かったです
その他にも、”Job Placement”と言われる「有給のインターンシップ」(※イギリスでは基本インターンは有給です)の募集がかなりのポジション数があったり、”Job Placement”の募集が終わってからも、インフォーマルに”Job Placement”の募集がありました。
まとめ
この記事では、大学院選びの方法として、
・3つの大学ランキングから探す方法
・就職を希望する企業、機関に勤めている人に聞く
・上記が実現できないときは、Linkedlnから企業情報を調べる方法
を紹介しました。
また、就職の強い大学≒Alumni Networkが充実している大学ということを説明し、どのようなメリットがあるのかを実際の経験を基に紹介しました。
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