JICA/開発コンサルタントを目指す方、興味のある方におすすめ:JICAインターンシップ・プログラム

目次

はじめに

こんにちわ、Saitaniです。

今回は、2023年度募集締め切り(5月9日)が迫っている「JICAインターンシップ・プログラム」の紹介をいたします。

①途上国支援におけるJICAと開発コンサルタントの役割について知りたい方、②JICAと開発コンサルタントのどちらを第一希望にしようか迷ってる方、③既にどちらか一方を強く志望している人等に、このインターンシップ・プログラムは貴重な機会になるのではないかと思い今回紹介させていただきます。

「JICAインターンシップ・プログラム」の概要

対象者

対象者は、国内外の大学、大学院 に在学中もしくは、入学許可取得済みの方です。

募集要項にも少し記載がありますが、私の経験上でも学部生より修士の学生の方が多いです。

また、「日本語での業務遂行が可能なこと」という条件付きではありますが、日本国籍以外の方でも応募することはできます。

募集要項には、「国籍は不問とするが、日本語能力試験 N1 レベル相当の日本語能力を有することが望ましい。」と記載されていますが、英語ができる留学生であればN2でも可能性はあると思います。

期間

2023年度の春募集では、2023 年 8 月上旬から 2023 年 12 月末の期間内「2週間~3か月」のインターンシップが可能とのことです。

インターンシップ期間中は、JICAや開発コンサルタント会社に毎日働かなければいけない訳でもなく、日によっては午前or午後だけという形も可能です。

私が、入構してからインターン生は何度かいらっしゃいましたらが、週5フルタイムで来られている方はいなかったのではないかと思います。突発的な予定も、メンター(インターン中の責任者)と相談すれば調整できると思います。

お給料。。。

この時代に信じられないことではありますが、、、、「JICAインターンシップ・プログラム」の唯一の難点は、「無給」であることです。

インターン期間中の交通費は負担するとのことですが、個人的には少なくても生活費はあげて欲しい。。。

私自身も学部3年生の時に開発コンサルタントに有給でインターンシップをさせていただきました(「JICAインターンシップ・プログラム」とは関係なく)。ですので、有給のインターンシップも業界としてはあります

さらに、地方滞在者にはさらに手厳しく、宿泊費も自己負担です。

1つ良い点を挙げるとすれば、「国内機関の宿泊施設に空室がある場合には、インターンシップ期間中に限り宿泊(有料)可能」とのことで、JICAの国内センター(国内機関の宿泊施設)は一般開放されていない+国内センターには、基本各国からの研修生が宿泊されているので、交流ができるかも。。。

国内センターでの宿泊費は、5,300 円程度/泊らしいです。

もっと詳しく知りたい方は、上記情報の参照元であるこちらのリンクをご確認ください。
JICAインターンシップ・プログラム | JICAについて – JICA

「JICAインターンシップ・プログラム」のメリット

無給という点で、かなりモチベーションダウンさせてしまったかも知れませんが、私がこのプログラムをおすすめする点が3点あります。

就職活動で有利に働く

募集要項でも記載されている通り、JICAと開発コンサルタント会社への就職活動をする際、有利に働きます

(中略)JICA ポストに配属のインターンに関する情報(活動実績等)は、JICA 新卒採用に応募された場合に、採用活動(選考)の参考とさせていただきます。開発コンサルティング企業に配属される場合は、配属先企業の採用に応募された場合、参考とさせていただきます。

require_2023_01.pdf (jica.go.jp)

インターンシップを通じて、実際の内情を知れると思いますので、就職活動時の面接時でも深みの違う問答ができるのではないかと思います。

また、JICA、開発コンサルタントの組織に相談できる人がいると、どちらを目指すにしても就職活動時に的確なアドバイスがもらえるのではないかと思いますので、ネットワーク構築という点でも良い機会だと思います。

少数精鋭の開発コンサルタントでのインターンシップ

本プログラムを受け入れている開発コンサルタントの中には、このプログラム以外では基本インターンシップ生を受け入れていない企業もあります。

以前紹介した、開発コンサルタント業界の中でも規模の大きい企業については、定期的にインターンシップ生を受け入れていますが、少数精鋭のコンサルタント企業はそうではありません。

少数精鋭のコンサルタント企業は、新卒採用人数も毎年かなり少ないですが、長期的に途上国支援のキャリアを考える上では少数精鋭のコンサルタント企業を知っておくことも有益ではないかと思います。

関わるプロジェクトが決定している

このインターンシップ・プログラムの特徴でもありますが、関わるプロジェクトが結構ちゃんと(珍しく)決まっています

特に、開発コンサルタントでインターンシップを実施する場合は、関わるプロジェクトが明確に決まっています

つまり、JICA側でプロジェクトを担当している人も、「〇〇コンサルの△△プロジェクトにインターンシップを受け入れる」ことを承知しています。

ですので、開発コンサルタントでインターンシップをした場合でも、「JICAの人にもお話聞きたいです」等お願いしていただくと、JICAの人からも話を聞ける可能性が高いと思います。

私自身も、先日「JICAと開発コンサルタント両方経験している人に話聞きたい」という依頼が同僚にあり、声を掛けてもらいました。

最後に

無給であるものの、今後途上国支援に関わりたいと思っている人にとっては、多少意義のあるプログラムだと思っていただけたのではないかと思っています。

首都圏の大学・大学院に在学している方であれば、1か月程度のインターンシップ期間が現実的かなと思います。

締め切りまで期限はまだありますので、興味ある方は下記より応募してみて下さい。

求人情報を探す | 国際キャリア総合情報サイト (jica.go.jp)

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この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの才谷です。
国内外の旅行(バックパッカー)、英語学習、留学、海外就職について記載しています。現在は国際機関への就職を目指しています。

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