日本の大学生がそれほどお金をかけずに海外に行ける機会:留学すると英語能力は上がるのか?

こんにちわ! 才谷(@Saitani_UK)です。

今回は、私が在学中に自費負担を極力抑えながら海外経験を積んでいった話を紹介します。

目次

はじめに

私は、日本の地公国公立大学、大学院出身なのですが、大学の3~4年生以降から海外にかなり行く機会がありました

大学院の時は、1年の1/4程度は海外にいたと思います。

どうやってそんなに海外に行けたのかというと、自分でアルバイトをして貯めて行ったものもあるのですが、ほとんどは大学が提供していたほぼ無料で海外に行ける機会を片っ端から応募していたからです。

というのも私は海外に興味を持ったのが大学生になってからで、それ以来できるだけ多くの海外経験を積みたいと思っていました。(この記事の副題に対する私なりの回答が、海外にたくさん行きたいと思った理由の一つでもあります)

以前の記事で記載した、海外インターンシップもその一つです。

今回の記事では、自分でアルバイトして貯められたもので、私の英語学習に対する姿勢や海外に対する意識を大きく変えた海外の語学学校の話と、大学が提供している海外に行ける機会とはどんなものかというものを紹介していきます。

人生を変えた初海外(語学学校+ホームステイ)

私は、大学2年の時にアメリカの大学に編入することを目指していた時期があります。

実際に、先方の大学から合格ももらっていましたが、家庭の事情で実現はできませんでした。。。

その代わりとして、まずは海外に自分がフィットできるのか(これが初海外だったため)を知りたいという思いから、1年間アルバイト代を貯め、アメリカの語学学校に応募+ホームステイを完全自費で実現しました。

計画性がなかったため、学生時代ずっとやっていたアルバイトに加えて、出発数か月前は短期バイトを詰め込み、3つかけ持っていました(笑)

私は、この時すでに国際機関への就職を目指していたので、語学学校に行くために留年するのはもったいないと思っていたので1か月の滞在しかしませんでした。(予算的にも1か月が限界でしたが。。。笑)

ちなみに交換留学も試みましたが、結果的にはしませんでした。私の大学の理系の学部は、ほぼ全ての交換留学先の大学の単位と互換できないことが多いため、交換留学すると留年がマストでした。(単位が交換できるから、交換留学ではないということに衝撃を覚えた過去。。。)

英語の姿勢が変わった語学学校

いくつか候補があったのですが、私はESLという語学学校に通っていました。

スケジュールは、朝学校に登校し、昼は学校内にあるカフェテリアで皆と食事をして、午後授業がある人は午後の授業を受けるような毎日でした。

私は、お金をケチったせいで(笑)、午後の授業を取っておらず、午後は午前の宿題をして、皆が午後の授業が終わったら、一緒に出掛けていました。

基本、ほぼ全員午後の授業も取っていました。

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語学学校の授業も意味はあったと思うのですが、それ以上にいろんな人と出掛けたことが私にとって大きな学び、自信を得るきっかけになりました。

あるとき、6人でレストランに入った時、4人用のテーブルと2人用のテーブルに別れなくなりました。

当時英語が全くできなかったのにも関わらず、私はまさかの2人テーブルの方になってしまい、状況的に英語を喋らなければいけなくなってしまいました。(こういう状況を作ることが英語能力の飛躍にも繋がるかも。。。と個人的に思っています)

拙い英語を全力で使ってコミュニケーションを取っていたのですが、一緒に喋ってくれていた語学学校の友人が、「あなたの英語はとても発音がきれい!」と言われたことがその後の英語でコミュニケーションを取る大きな自信に繋がりました。

この時の私は、ListeningとReadingは多少できるようになっていたのですが、英語で誰かと喋ったことが本当の0だったので、アメリカに着いてから数日は、ミスコミュニケーションを恐れて全然喋れませんでした。。。

それ以降、「(もっと練習いろんな人とコミュニケーションを取ってみよう)」と思えるようになり、自然とネットワークが広がっていきました。

衝撃を受けたアメリカでの生活

私は、なぜかホームステイ先からバスを3つ乗り継ぎ語学学校に通っていました。(初海外にしては結構ハードだったのではないかと今になって思います(笑))

家の近くにバス停があったのですが、運行本数が1時間に2~3本くらいしかなかったことから、基本毎朝同じバスに乗っていました。(乗り過ごすと遅刻してしまうため)

初めてバスに乗った際に、同じバス停から乗った近所のおばさんに声をかけられ、日本から来た英語できないやつであることを悟ってもらい(笑)、「〇〇で降りて、〇番のバスに乗りなさい」とメモをもらったり、その人が1本目のバスの運転手さんに目的地に着いたら私に声を掛けてくれるようにお願いしてくれました。

そのおばさんとはすぐに仲良く?(心配されていただけ?)なり、2週目には、そのバスに乗っている他の乗客とも話すようになりました。

会話の内容は、昨日の出来事、週末の予定、英語上達したね等、他愛もない会話だったのですが、私にとっては毎朝バスに乗っているだけで友達が増えていく感じがして、毎朝の通学が楽しみなりました(笑)

他にも、3つ目のバスに乗り継ぐ際に、途中においしいマフィン屋があることを発見し、それ以降、語学学校に向かう前にほぼ毎朝購入していたのですが、そこの定員さんにも顔を覚えられ、バスの乗客と同じように会話するようになりました。

日本では、バスの乗り換えは不便でしかないのに、アメリカではバスの乗り換えさえ楽しいではないかと思い、これがもっと海外で生活してみたいと思えるきっかけになりました。

大学が提供していた無料の海外プログラム等

SV

SVというのは、私の大学でのみ使われていた用語なのかも知れないのですが、”Short Visit”の略です。

大学の国際課と私が所属していたコースの両方で、それぞれ別のSVの機会が不定期にアナウンスされていました。

一応、書類選考があり、志望動機とTOEICのスコアを提出した記憶があります。

私は、大学3、4年時にTOEIC800点以上を獲得していたことと、SVの機会を知る人が少なかったためか、応募したSVは基本的に全て参加ができました

SVに申し込む人達のTOEICのスコアによって、必要なTOEICのスコアは変わると思います。

SVの中では、私は建築関係の専門だったので、東南アジアの工事現場を見に行ったり、南米の先進的な都市計画事例等を見に行ったり、途上国の現地機関にヒアリングをしたり、現地の大学生と技術交流(プレゼンやワークショップ)をしたりしました。

この時に、途上国の優秀な学生の能力が日本の学生よりも高いと感じたり、途上国ならでは規模感の大きい仕事の魅力を感じました。(これが開発コンサルタントを意識し始めたきっかけでもあります)

担当教授の出張付き添い。。。

私は、大学院に進む際に外部の研究室にしようか、内部の研究室にしようか迷っていた時期があります。

その際に、学部時代の担当教官から「特定の国について研究するなら外部の研究室でもいいけど、いろんな国を見てから研究テーマを見つけたいなら、私のところが日本の研究室なら一番だよ」とある時突然言われ、内部進学を決断しました。

実際に、私の担当教授は海外出張が多い方だったので、付き添い等でいろんな国に行く機会があり、各国の研究者や実務者とお会いすることができました

出張のお金は、事前の調査や現地でのデータ収集等のアルバイトがありました。

大学院をいろんな海外に行きたいという視点だけで選ぶのは違うと思いますが、担当教官の得意な地域であったり、海外出張頻度等も確認してみると、大学院進学後にどこに行く機会があるのか等イメージができると思います。

留学すると英語力が伸びるのか?

これは良く見聞きするフレーズではないでしょうか。

結論から言うと、私の場合は結果として英語能力は伸びたが、留学をしたからではないと思っています。

前述したELS、SV等の機会も実は結果として英語能力が伸びるきっかけにはなりましたが、海外に行ったから伸びたわけではないと私は思っています。

どういうことかと言うと、海外に行くと、現地の人と英語で話す機会があります。

その中で、リスニングがまだ足りないのか、単語がわからないのか、スピーキングができないのか等、毎度新たな発見を身をもって経験できます。

短い出張等だと、帰国後に悔しさをバネに足りない英語能力を伸ばす勉強を国内でしていましたが、留学のような長期出張だと、留学中に英語能力を向上させようという気持ちに私はなりました。

留学中に英語を勉強しないと、どんどん周りから取り残されていき、結果的にストレスフルな留学生活になってしまうと私は感じたからです。

私自身、それが理由で日本では一切使っていなかったオンライン英会話Camblyを留学後にイギリスで始めましたし、単語能力を上げるためにDistinctionも取り組みました

結果的に、英語の〇〇能力が足りない→改善→新たな課題発見→改善。。。とサイクルが何度も訪れるため、私は留学を通じて英語能力は伸びたと思っています。

このサイクルを怠ってしまうと、英語能力は留学をしても全く伸びないのではないかと思っています。

海外に行った経験がない方で、TOEIC満点の方がTwitter界隈にはおり、そういった方々が日本国内にいても英語能力は伸びるとおっしゃっているものの、それができる人は、それはそれで例外な気が私はします。

私は、定期的あるいは長期間に海外に行って、自分の英語能力の問題を把握、悔しい気持ちを持つことが、継続的な英語学習にモチベーションになり、結果として英語能力の向上に繋がっていくのではないかと思っています。

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この記事を書いた人

日本生まれ日本育ちの才谷です。
国内外の旅行(バックパッカー)、英語学習、留学、海外就職について記載しています。現在は国際機関への就職を目指しています。

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